愛と幻想のアジャイル

道産子ソフトウェアエンジニアの技術メモ

サーバントリーダーが自律的組織を作れば、仕事のやる気が出る

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サーバントリーダーとは何だろうか?

他所の考察も交えて自分なりに考察してみたい。

 

 

他所の考察

  
サーバントリーダが起こす革命は自律的組織の実現です。トップダウンのコマンドコントロールでないと動けない人を増やすのではなく、共に考え、共に成長する組織の実現を目指します。   

サーバントリーダーの目的は「自律的組織」を作ること。

 

サーバントリーダーシップになぜ違和感があったのか: プログラマの思索

メンバの信頼を集めてチームとして成果を出すには、リーダーの一方的な価値観をメンバーに押し付けるのではなく、社員・顧客・社会に奉仕するためにこのような行動が必要なのだ、という価値観を提示する必要がある、ということだ。

価値観を「押し付ける」ではなく「共感してもらう」ことがサーバントリーダーの役割。

まとめると

  • サーバントリーダーは、自律的組織を作る
  • 自律的組織作りのために「リーダーの」価値観を共感させる
ということになる。
 

自律的組織とは何か?

自律的じゃない組織をまず考えると
  • 指示待ち
  • 言われたことしかやらない
  • 専門や役割以外やらない
とすると自律的組織は
  • 指示なく動く
  • 言われなくてもやる
  • 役割を越えて何でもやる
と仮説できる。
 
上記組織はもはやリーダー不要だ
では自律的組織の動きを考えよう
 

 

指示なく動く

具体的にどういう動きか。
例えば顧客から機能追加が降ってきたら
  • 自動的にメンバーで話し合い始める
  • チケットなり付箋なりを自主的に切り始める
  • 出揃ったタスクを立候補なりで自分からアサインする
こういう動きになる。
 

言われなくてもやる

言われていないことをやるということだ。
例えばメンバーは常に困っているメンバーがいないか注意を払っているだろう。
 
困っている人がアラートを上げないのも受け身だが、
困っている人のアラートを待つのも受け身だ。
 
難しい事だろうか?
例えばたまに立ってブラブラ様子を見に行けばいい。
困ってること無い?と声をあげればいい。
出来なければその人は「チームの問題」を自分事として見れない人だ。
 
言われてないからでは「チームの問題」を見ないふりしていい理由にならない。
 

専門や役割以外やらない

役割を越えてやる必要がある。
サーバー管理者がタスクがオーバーしていれば開発者も自ら入っていく動きが必要だ。
 
マネージャーでも上司でなくても、メンバーがプライベートな悩みがあれば、自律的なメンバーは面談するだろう。
 
営業が手一杯なら営業の代わりにお客様と話せばいい。
 
難しい事だと思いますか?
しかし実際に弊社で上記は行われている事です。
 
弊社のアジャイルが本当に迅速なのは、上記の自律的行動で、指示待ちがなく、問題を全員で解決するからです。
 

仕事のやる気

律性組織のメリットは何よりメンバーの「仕事のやる気」が出ることだ。
人間は言われたことをただやり続けるのは、コントロールされ自由が無いと感じ、無気力になる。
 
逆に、任せることで、責任感、自己裁量、工夫するなど、自発的な行動を起こす。
北風と太陽の話同様、人は自分から動くことでモチベーションが上がるのだ。
 
 
 
  
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