愛と幻想のアジャイル

道産子ソフトウェアエンジニアの技術メモ

「サッポロ・ジャーニー ~カイゼン・ジャーニー出版記念~」に行ってきた

こちらのイベントに行ってきた。

agilesapporo.doorkeeper.jp

 

 

私は今回のイベントで、著者の市谷さん、新井さんにお聞きしてみたいことがあった。

 

「モチベーションの源泉はなんですか?」

 

モチベーションの保ち方、ではなく。

そもそも、なぜカイゼンを行うモチベーションが、どこからどういう理由で湧き出てくるのか?

その源泉を知りたいと思い、アンケートで、市谷さん、新井さんに聞いてみた。

 

私の直近の状況

この質問を出した理由は、私の直近の事情に関わっている。

ここ半年ほど、モチベーションが上がらない状況になっていた。

きっかけは、昨年に過労でダウンしてしまい、それから仕事をセーブすることを余儀なくなれた。

心掛けていた「サーバントリーダーシップ」的な動き(周りを助ける動き、メンバーの状況を聞いて回ったり、困っているメンバーと一緒にペアプロしたり、溢れたタスクを巻き取ったり)が難しくなった。

淡々とタスクをこなす日々を送るうちに、「もっと良くしたい」というモチベーションが湧かなくなってしまった。(今では体調は治っているのに)

 

この「モチベーションが湧かない」という状況から、なんとか脱するきっかけを得たい。それが今回のイベント参加の動機となった。

 

座談会で頂いた答え

座談会で、市谷さんから頂いた答えは、

「問うこと」

だった。

 

まさに私が知りたかったことだった。

 

カイゼンジャーニーの中にも、いくつもの「問い」が描かれている。

「なぜ私たちはここにいるのか?」

「あなたは何をする人なのですか?」

そういった問いを持つことで、一見何も問題がなかったように見える状況から、「カイゼン」すべき事が姿を現す。

 

考えてみれば、私の現場に対して「問題は無いか?」と「問う」と、

  • ・リーダーがレビューで手一杯になっている
  • ・皆各々のタスクに集中しているが、他のメンバーの状況が見えていない
  • ・新規参画メンバーのフォロー体制がない

などの課題が多々あることに気づかされた。

 

市谷さんはこうも言っていた。

「答えより、問いの方が大切。答えは状況の中で変化していくが、問うことで状況をよくする方法を見つけることができる」

 

どうやら私は、現場で淡々と過ごすうちに、「もっと良くできるのではないか?」という疑問、「問い」を持てなくなっていたようだ。そのため「カイゼン」のモチベーションが湧かなかったと思われる。

 

その他、心に残ったキーワード

  • 周回遅れにする
  • 巻き込む
  • 視座を高める
  • 越境する
  • 意図して境界をデザインする

 

まとめ

市谷さん、新井さん、参加者の皆さんと貴重なお話ができ、刺激を受けて、また今後カイゼン活動ができそう。感謝。

 

 

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで