デスマーチの教訓、そしてPMOとは
先日の炎上プロジェクトを火消しした。
教訓としてまとめておく。
問題の原因
アプリケーションサーバーのバグ
何故発覚が遅れたか
- 前回上手くいってたという先入観
- 論理的に分析していない
- 問題をツリーで分析してない
根本原因
- 心身の疲れによる思考力低下
- 「何となく気づいてた」メンバーがいたが次の「アクション」に結び付かなかった
解決法
- ログ、バグ報告の公式ページ、こうだからこう、という資料をまとめた
- 資料をエビデンスとし、お客様に制約事項として調整
- 「落としどころ」を提示し納得させる
次回の教訓
- 先入観を疑う
- 論理的に問題を構造化し、見える化する
- 心身が疲れない工夫
- 何か疑問を感じたら「頭の中に残す」だけでなく「行動する」
- お客様への早期アラート、早期解決案提示
- 「問題の解決」とは何か?を考える
- 問題の直すことより、問題そのものを「無くする」ことも可能。交渉能力も問われる
あと、この辺の教訓は、今回参画メンバーは認識持つのは当然として、
社内横断的なPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)が教訓を管理し、今後のプロジェクト全体に行き渡らせる必要があるだろう。
PMOとは、各プロジェクトを横断的に支援する部門だ。残念ながら元職場では、そのような部署は無いのだが。。
デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
- 作者: エドワードヨードン
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